犬の認知症チェック
18の質問で記録できる

公開日:2026-10-25/更新日:2026-10-25

書いた人:いぬねこ健康ラボ管理人(運営者情報)

年をとった犬の行動の変化を、18の質問でチェックして記録できます。結果は「獣医さんに伝える文」になるので、そのままコピーして見せられます。無料で、アプリは入れなくても使えます。

このチェックは診断ではありません。質問は、獣医師が使う「DISHAA」という6つの見方(VCA動物病院「高齢のペットの認知機能不全症候群」、コーネル大学 犬の健康センター「高齢犬の認知症」)をもとに、このサイトが飼い主さん向けの言葉で作ったものです。点数で病気かどうかは決められません。同じ変化は、痛みや目・耳の衰え、腎臓病などでも起こります(ASPCA(米国動物虐待防止協会)「高齢犬の行動の問題」)。

使い方

  1. この1か月くらいのようすを思い出して、それぞれ「ない・たまに・よくある・ほぼ毎日」を選ぶ
  2. 「結果を見る」を押すと、6つの見方ごとの点数と、獣医さんに伝える文が出る
  3. 「この結果を記録する」を押すと、次にチェックしたとき、増えた変化がわかる。半年に1回くらいがおすすめ

「たまに」は月に数回、「よくある」は週に数回くらいが目安です。

迷う
家の中や庭で、迷ったようにうろうろする
部屋のすみや家具のうしろに入って、出られなくなる
ドアのちょうつがい側で待つ、ごはんや水の場所がわからないようす
関わり方
甘えてこなくなった、呼んでも来なくなった
逆に、ずっとそばを離れない、べったりになった
家族やほかのペットに、前より怒りっぽくなった
寝起き
昼間に寝ている時間が増えた
夜中に起きて、歩き回る
夜中に鳴く・吠える
トイレ・記憶
トイレ以外の場所でおしっこやうんちをする
外から帰ってすぐに、家の中でしてしまう
「おすわり」など、知っている合図にこたえなくなった
活動
遊びや散歩への興味がへった
目的なく歩き回る、同じところをぐるぐる回る
壁や宙を、ぼんやり見つめている
不安
雷や物音など、前は平気だったものをこわがる
家族が見えなくなると、落ち着かない
ちょっとしたことでびくっとする、そわそわしている

記録は、いま使っているスマホやパソコンのブラウザの中だけに保存されます。このサイトには送られません。ブラウザの閲覧データを消したり、別のスマホやパソコンで開いたりすると、記録は見えなくなります。

結果を見せるときは、「いつごろから」「急にか、少しずつか」もいっしょに伝えると、獣医さんが原因を考えやすくなります。※イラストは架空の人物です。このサイトは獣医師の監修を受けていません。

チェックの結果の見方

動物病院の資料では、6つの見方のうち2つ以上のサインがあるときは、体と行動の両方を診てもらうことがすすめられています(VCA動物病院「高齢のペットの認知機能不全症候群」)。合計の点数よりも、前回よりどれが増えたかを見るのが大切です。認知症はゆっくり進むので、同じ質問で何度か記録しておくと、変化に気づきやすくなります。

こんなときは、チェックより先に動物病院へ

この質問について

獣医師が認知症を考えるときによく使う「DISHAA」は、迷う(Disorientation)、関わり方(Interactions)、寝起き(Sleep-wake)、トイレ・覚えたこと(House soiling, learning, memory)、活動(Activity)、不安(Anxiety)の6つの頭文字です(VCA動物病院「高齢のペットの認知機能不全症候群」)。コーネル大学の資料でも、このDISHAAの質問票を使い、その結果を獣医さんに持っていくことがすすめられています(コーネル大学 犬の健康センター「高齢犬の認知症」)。

このページの18の質問は、それぞれの見方の代表的な変化を、動物病院の資料(VCA動物病院「高齢のペットの認知機能不全症候群」、ASPCA(米国動物虐待防止協会)「高齢犬の行動の問題」)から選んで、このサイトがわかりやすい言葉にしたものです。獣医師が使う質問票そのものではなく、点数の区切りで重さを判定することもしていません。

症状や家でできることは、犬の認知症の症状と、家でできることにまとめています。

よくある質問

このチェックで認知症かどうかわかりますか?

わかりません。行動の変化を記録して、獣医さんに伝えるための道具です。同じ変化は、痛み、目や耳の衰え、腎臓病などでも起こるので、診断は動物病院で受けてください。

どれくらいの間隔でチェックすればいい?

半年に1回くらいがおすすめです。変化が気になりはじめたら、月に1回くらいでもかまいません。前回より増えた変化がわかるようになっています。

記録はどこに保存されますか?

いま使っているスマホやパソコンのブラウザの中だけです。このサイトには送られません。別の端末では見えないので、獣医さんに見せるときは「獣医さんに伝える文をコピー」を使ってください。

何歳からチェックすればいい?

動物病院の資料では、犬は7歳から毎年、認知症のチェックがすすめられています。大型犬は小型犬より早く年をとります。

この記事の出典

海外の資料は、内容を日本語でまとめ直しています(2026-10-25確認)。