犬に粉薬を飲ませる方法
まぜ方と、とかし方

公開日:2026-10-25/更新日:2026-10-25

書いた人:いぬねこ健康ラボ管理人(運営者情報)

先に結論 薬の飲ませ方の基本を見る
ここに書いたことは、獣医大学や動物病院、獣医学の論文にある一般的な情報です。うちの子に何が起きているかは、かかりつけの獣医師に相談してください。※イラストは架空の人物です。このサイトは獣医師の監修を受けていません。

こんなことで困っていませんか

まず確かめること

わからないときは、薬をもらった動物病院に電話で聞けば教えてもらえます。

方法1:ひと口分の食べ物にまぜる

動物病院の資料では、薬を食べ物にまぜるときは、ごはん全部ではなく、少しの量にまぜて手からあげ、全部食べたか確かめることがすすめられています(VCA動物病院「犬に液体の薬を飲ませる」)。ごはん全部にまぜると、食べ残したときにどれだけ飲めたかわからなくなります。

  1. ウェットフードや、味つけしないでゆでた鶏のひき肉などを、ひと口分だけ用意する
  2. 粉薬をまぜて、小さなだんごにする
  3. 先に薬なしのひと口をあげてから、薬入りをあげ、最後にもう一度薬なしをおやつの順番のコツ(Fear Free Happy Homes「ペットに薬を飲ませる」(獣医師執筆・獣医行動学専門医の監修)、コーネル大学 犬の健康センター「犬に薬を飲ませる方法」)
  4. そのあとに、いつものごはん

薬をまぜられることで、その食べ物を嫌いになってしまう子もいます(PetMD「薬を包むのに安全な食べ物」(獣医師監修))。いつものごはんではなく、薬専用のひと口を決めておくと、ごはんを食べなくなる心配が減ります。心臓病の子は、塩分の多いものを使わないでください(タフツ大学 HeartSmart「心臓病と食事」)。

方法2:水でとかして、スポイトであげる

水にとかしていい薬なら、ほんの少しの水でとかして、液体の薬と同じようにスポイトやシリンジ(針のない注射器)であげる方法もあります。あげ方は液体と同じで、ほっぺたの内側から、少しずつです。のどの奥に向けて勢いよく入れると、気管に入ってむせることがあります(VCA動物病院「犬に液体の薬を飲ませる」、コーネル大学 動物病院の薬局「犬に飲み薬をあげる」)。

くわしい手順は液体の薬・シロップの飲ませ方にまとめました。水が多いとあげるのに時間がかかるので、とかせる最少の量にしましょう。とかしたものは作りおきせず、その都度作ります。

苦くて嫌がるとき

錠剤をつぶして粉にすると、苦みをかくすコーティングがなくなり、よけいに飲みにくくなることがあります(PetMD「つぶしてはいけないペットの薬」(獣医師執筆・薬剤師と作成))。何をしても嫌がるときは、獣医さんに相談してください。錠剤やカプセルのまま出してもらう、味をつけた液体やおやつの形に作り変えてもらう、といった方法が使える薬もあります(PetMD「つぶしてはいけないペットの薬」(獣医師執筆・薬剤師と作成)、Fear Free Happy Homes「ペットに薬を飲ませる」(獣医師執筆・獣医行動学専門医の監修))。錠剤のままなら、口の奥に直接入れる方法も使えます。

よくある質問

犬の粉薬はごはんにまぜていい?

ごはんといっしょでいい薬なら、まぜてかまいません。ただ、ごはん全部ではなく、ひと口分の食べ物にまぜて、手からあげて食べきるのを見とどけてください。食べ残すと薬の量が足りなくなります。

粉薬を水にとかしてもいい?

薬によります。とかしていいか動物病院で確かめてから、少しの水でとかしてスポイトであげてください。ほっぺたの内側から少しずつ入れると、むせにくくなります。

粉薬を嫌がるときは?

苦みが原因のことが多いです。薬なしのひと口→薬入り→薬なし、の順番であげる、薬専用の食べ物を決める、などを試してください。それでもだめなら、錠剤や味つきの形にできないか獣医さんに相談しましょう。

この記事の出典

海外の資料は、内容を日本語でまとめ直しています(2026-10-25確認)。