犬が寝ている時に
呼吸が早いのは大丈夫?

更新日:2026-10-16

先に結論 まず数えてみる(呼吸数カウンター)
ここに書いたことは、獣医師が書いた資料や動物病院の資料にある一般的な情報です。気になるときは、かかりつけの獣医師に相談してください。※イラストは架空の人物です。このサイトは獣医師の監修を受けていません。

まず、呼吸数を数えてみよう

「速い気がする」と思ったら、まず数えてみるのがいちばんです。胸かお腹が1回ふくらんでしぼんだら1回。30秒数えて2倍にすると、1分あたりの回数になります。健康な犬の、眠っているときや静かに休んでいるときの呼吸数は、1分15〜30回くらいとされています(VCA動物病院「家での呼吸数チェック」、PetMD「Dog Breathing Heavy?」(獣医師執筆・監修))。

夢を見ているようなとき(足やひげがピクピクしているとき)は、少し時間をおいて、静かに眠っているときに数え直してください。数え方と目安は犬の呼吸数の正常値と数え方にくわしく書いています。

心配いらないことが多いとき

逆に言うと、涼しい部屋で、ぐっすり眠っているのに速いままなら、体のどこかに理由があるかもしれません。

気をつけたいとき

運動・興奮・暑さなど、はっきりした理由がないのに呼吸が荒い・速いときは、すぐ獣医さんに連絡するよう、獣医師の資料では書かれています。休んでいるときや眠っているときに1分30回をこえるのは、急ぎのことがあるとされています(PetMD「Dog Breathing Heavy?」(獣医師執筆・監修))。

呼吸が速くなる原因には、たとえば次のようなものがあります(PetMD「Dog Breathing Heavy?」(獣医師執筆・監修))。

どれが原因かは、家では見分けられません。家でできる治し方はないとされているので(PetMD「Dog Breathing Heavy?」(獣医師執筆・監修))、数えた回数を持って動物病院に相談してください。

老犬の呼吸が早いとき

年をとった犬は、もとになる病気をかかえていることが多いので、より気をつけて見たほうがいいとされています(PetMD「Dog Breathing Heavy?」(獣医師執筆・監修))。

とくに小型犬は、心臓の弁の病気(僧帽弁閉鎖不全症、粘液腫様僧帽弁疾患)が多い犬です。犬の心臓病でいちばん多く、体重20kg未満の犬に多く、小型犬では13歳までに最大85%に弁の変化が見られるとされています。ただし、弁に変化があっても、全部の犬が心不全になるわけではありません(ACVIM 犬の僧帽弁疾患コンセンサス(2019))。

心臓の病気と言われている犬では、休んでいるときの呼吸数が「その子のふだん」より増えてくることが、具合が悪くなる前ぶれとして当てになるとされています(ACVIM 犬の僧帽弁疾患コンセンサス(2019))。元気なうちから呼吸数カウンターで記録しておくと、変化に気づきやすくなります。酸素室がいつ必要になるかは犬の僧帽弁閉鎖不全症と酸素室にまとめています。

こんなときは、数えるより先にすぐ動物病院へ(PetMD「Dog Breathing Heavy?」(獣医師執筆・監修))

くわしくはすぐ病院に行く呼吸のサインへ。

家でできること(対処法)

  1. 涼しく静かな場所で休ませる(暑さや興奮で速いだけなら、これでおさまることが多い)
  2. ぐっすり眠ったら、呼吸数を数える。何時間かのあいだに何回か数え直す
  3. 30回をこえたまま、またはふだんより増えているなら、動物病院に電話する
  4. 夜や休みの日なら、夜間救急の動物病院へ

数え直して確かめること、高いままなら早めに連絡すること、ほかの症状もあれば急ぎのことがあることは、VCA動物病院「家での呼吸数チェック」の説明によります。記録を見せると、獣医さんに状態が伝わりやすくなります。

獣医さんから「家で酸素室を」と言われたら

呼吸の病気や心臓病で、家で酸素室を借りることもあります。借りる期間で総額がかなり変わるので、先に10社の料金・届く日・解約のルールをくらべておくと安心です。

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出典

よくある質問

犬が寝ているときに呼吸が早いのは夢のせい?

夢を見る眠り(レム睡眠)のあいだは、呼吸が浅く不規則になることがあります。ただ、静かにぐっすり眠っているときも1分30回をこえるなら、夢以外の理由も考えて、獣医さんに相談してください。

老犬が寝ているときに呼吸が早いのは?

年をとった犬は病気をかかえていることが多く、とくに小型犬は心臓の弁の病気が多いとされています。何回か数え直して30回をこえるなら、早めに動物病院へ相談してください。

呼吸が早いけど元気なら様子を見ていい?

運動・興奮・暑さなどの理由がなく、休んでいるときや眠っているときも速いなら、元気そうでも獣医さんに連絡するよう、獣医師の資料では書かれています。